お休みの日は、日常の喧騒から離れてほっと一息つきたい…。そんな方におすすめなのが、広島県竹原市の忠海(ただのうみ)港からフェリーで約15分の場所にある「大久野島」です。周囲約4.3kmの小さな島にたくさんの野生のうさぎが暮らしており、国内外から多くの人が訪れる人気の癒やしスポットです。
今回は、そんな大久野島の魅力と、お出かけ前に知っておきたいアクセスやルールを詳しくご紹介します!
大久野島とは?
うさぎと瀬戸内の絶景に癒やされる島時間

島に上陸すると、さっそく可愛らしいうさぎたちがお出迎えしてくれます。キラキラと輝く瀬戸内海の多島美を背景に、ぴょんぴょんと駆け回るうさぎの姿は、見ているだけでも癒やし効果抜群です。
島内には、海と空のコントラストが美しい「発電所跡」付近のトンネルや、自分がうさぎになったような写真が撮れる「うさぎ耳の集音器」など、思わず写真を撮りたくなる絶好のフォトスポットがたくさんあります。1時間半ほどで歩いて一周することもできますが、潮風を感じながらレンタサイクル(電動アシスト付きがおすすめ!)で島をめぐるのも最高です。
さらに、島内唯一の宿泊施設「休暇村大久野島」では、海を見渡せる天然ラドン温泉(日帰り入浴可能)や、南国リゾート感あふれるカフェでのんびり過ごすこともできますよ
島へのアクセスとルールについて

アクセス
【公共交通機関をご利用の場合】 まずは最寄り駅である「忠海駅」を目指します。忠海駅からフェリー乗り場の忠海港までは、徒歩で約3分と非常にスムーズです。
- 新幹線・電車(JR)を利用:
- JR山陽新幹線「三原駅」でJR呉線に乗り換え、約25分で忠海駅に到着します。(広島駅から三原駅までは新幹線で約25分です)
- 広島駅から在来線(JR呉線)でのんびり向かう場合は、約120分で忠海駅に到着します。
- 高速バスを利用:
- 広島バスセンターから芸陽バスの「かぐや姫号」に乗車し、約1時間半(100分)で忠海駅に到着します。
【車をご利用の場合】 大久野島は一般車両の走行が禁止されているため、忠海港の無料公共駐車場(約200台収容)に車を停めてから船に乗ります。
- 関西方面から: 山陽自動車道「本郷IC」で降りて、忠海港まで約16kmの道のりです。
- 広島方面から: 山陽自動車道「河内IC」で降りて、忠海港まで約24km(時間にして約40分)です。
- 広島空港から: 車で約45分で忠海港に到着します。
【その他の港からのアクセスルート】 忠海港を利用する以外にも、以下のルートで島へアクセスすることが可能です。
- 愛媛県(大三島)方面から: しまなみ海道を通って大三島の「盛港」の駐車場を利用し、そこから大三島フェリーで約15分で大久野島へ渡ることができます。
- 三原港から: 三原港から出ている船「ラビットライン」を利用すれば、約30分で大久野島へ直行できます。
ご出発の場所や前後の旅行のスケジュールに合わせて、最適なアクセス方法を選んでみてください。
知っておきたい!うさぎへのエサやりとふれあいのルール

大久野島のうさぎたちと楽しく安全にふれあうためには、いくつか大切なルールがあります。
【エサの準備とあげ方】 島内では原則としてウサギのエサは販売されていません。必ずフェリーに乗る前の「忠海港」の売店などで購入するか、持参して上陸しましょう。
- おすすめのエサ: ウサギ用のラビットフード(ペレット)や乾燥チモシー(牧草)、少量の人参。
- 絶対にNGなエサ: キャベツやレタスなどの水分が多い野菜(下痢の原因になります)、パンやお菓子などの人間の食べ物、玉ねぎ、ジャガイモなど。
【ふれあいのマナー】
- 道路上でエサをあげない: 島内には自転車やバスが走っています。夢中でエサを食べているうさぎが車と接触する危険があるため、必ず安全な広場などであげましょう。
- 抱っこや追いかけはNG: うさぎは骨が弱く、抱っこしようとして落とすと骨折して命に関わることもあります。静かにそっと見守りましょう。
- 食べ残しは必ず持ち帰る: 余ったエサを置いていくと、腐敗して病気の原因になったり、カラスやイノシシなどの天敵を呼び寄せる結果になってしまいます。
【アクセス&駐車場のご案内】(車は島に持ち込めません!)
大久野島は、キャンプ場の利用など一部の例外を除き、一般車両の走行が禁止されています。
車でお越しの場合は、フェリー乗り場である「忠海港」の無料公共駐車場(約200台)を利用しましょう。忠海港から大久野島まではフェリーや客船で約15分の船旅です。島に到着した後は、第2桟橋から「休暇村大久野島」まで無料の送迎バスが運行されているので、移動も安心です。
送迎バスは予約も不要です。休暇村大久野島(本館ホテル)まで、フェリーなどの船舶の到着時刻に合わせて運行されています。
ちなみに、桟橋から休暇村までは歩いても15分ほどの距離ですので、うさぎを探しながらのんびり歩いて向かうのもおすすめですよ。
【フェリー待ちの時間も楽しい!忠海港の癒やしカフェ】

大久野島への玄関口「忠海港」のフェリーターミナルは、うさぎ尽くしの可愛らしいスポットになっています。
船を待つ間は、港に併設された木目調のカフェへぜひ立ち寄ってみてください。海を眺めながらコーヒーを飲んだり、大人気の無添加**「うさぎの想い出ソフトクリーム」を味わうことができます。
また、売店にはトートバッグやマグカップ、ステーショナリーなど、可愛いオリジナルうさぎグッズがずらりと並んでおり、お土産選びにも困りません。手荷物の一時預かりサービスもあるので、大きな荷物を預けて身軽に島へ渡れるのも嬉しいポイントです。ターミナル前のピンクの可愛いポストから、オリジナルのうさぎ切手を貼って乗船記念ハガキを出すのも素敵な思い出になりますよ。
徒歩・自転車で満喫する日帰りトリップ
島の南半分を徒歩で散策しつつ、ランチの後にレンタサイクルで足を伸ばす、初心者にもおすすめの充実コースをご提案します。
モデルコース(所要時間:約4~5時間)①
1. 忠海港を出発(午前) まずはフェリー乗船前に、忠海港の売店で必ずうさぎのエサ(ペレットや乾燥チモシーなど)を購入しておきましょう。フェリーに乗り、約15分の船旅で大久野島のメインの玄関口である「第2桟橋」に上陸します。
2. 海辺を歩いて「うさぎ耳集音器」へ 上陸後、海沿いの道を「第一桟橋」方面へ進みます。途中の第一桟橋横には人気のフォトスポット「うさぎ耳集音器」があり、耳を当てて波の音などを聞きながら、うさぎ気分で写真撮影が楽しめます。そのすぐ先には、島の自然環境を学べる「大久野島ビジターセンター」があります。

3. 海水浴場から「大久野島灯台」で絶景を堪能 ビジターセンターから海辺を進むと「大久野島海水浴場」に到着します。さらに海水浴場の南端付近にある階段を上ると「大久野島灯台」があり、キラキラと輝く瀬戸内海と島々の美しいコントラストを見渡すことができます。
4. 毒ガス資料館を見学し、休暇村大久野島でランチ 灯台から下りて内陸側の道へ入り、「大久野島毒ガス資料館」に立ち寄ります。かつて地図から消された島と呼ばれた歴史に触れ、平和への祈りを捧げる大切な時間になります。その後、島内唯一の宿泊施設「休暇村大久野島」へ。レストラン「うさんちゅ」でご当地グルメの「タコよくばり定食」などを味わい、1階のカフェで名物「ウサギのはなくソフト」を食べてリゾート気分で休憩しましょう。

5. レンタサイクルで島の奥地へ(午後) 近年、フェリー乗り場周辺のうさぎの数は減少傾向にあり、人が少ない北部などの奥まったエリアのほうが、野生に近い元気なうさぎに出会えるチャンスが高まっています。休暇村で**電動アシスト付き自転車(2時間500円)をレンタルし、風を感じながら島をぐるっと巡ってみるのがおすすめです。
6. 第2桟橋へ戻り、帰路へ 存分にうさぎとのふれあいと自然を楽しんだ後は、休暇村から第2桟橋まで徒歩(約900m)で戻るか、無料の送迎バスを利用してフェリーに乗り、忠海港へと帰還します
大久野島・歴史遺跡巡り 日帰りモデルプラン②
可愛いらしいウサギの楽園として知られる大久野島ですが、戦時中は毒ガス兵器を製造していたため「地図から消された島」と呼ばれていた悲しい歴史を持っています。平和への祈りを込めて、木々に覆われた厳かな戦争遺構を巡る、少し大人な日帰りプランをご紹介します。
1. 忠海港を出発〜第2桟橋に上陸(午前10:00) 忠海港からフェリーに乗り、約15分で大久野島のメインの玄関口「第2桟橋」に到着します。
2. 圧倒的な存在感「発電所跡」を見学(午前10:20) 第2桟橋から右に進んですぐの場所に、かつて毒ガス工場へ電力を供給していた「発電所跡」があります。発電所跡へと続くトンネル内から海側に向けて写真を撮ると、空と海の青さと黒い影のコントラストが美しい、知る人ぞ知るフォトスポットになっています。 ※建物は老朽化が進み大変危険なため立ち入り禁止です。外観の独特な雰囲気を外から静かに眺めましょう。

3. 「大久野島毒ガス資料館」で歴史を学ぶ(午前11:00) 島の中央部へ進み、資料館へ。大久野島で毒ガスが製造されていた過程や、その被害の悲惨さを訴え、恒久平和を願うために建てられた施設です。当時の資料を通じて、歴史の真実に触れる大切な時間になります。(入館料:19歳以上150円)
4. 休暇村のレストラン「うさんちゅ」でご当地ランチ(午後12:30) 歴史を学んだ後は、島内唯一の宿泊施設「休暇村大久野島」のレストランで昼食を。かつて大久野島の名産だった「タコ」を使った「タコよくばり定食(1,750円)」や「タコ天丼定食(1,450円)」などのご当地グルメが絶品です。
5. レンタサイクルで島の奥地の「砲台跡」や「毒ガス貯蔵庫跡」へ(午後13:30) 休暇村のフロントで「電動アシスト付き自転車(2時間500円+預かり金1,000円)」をレンタルします。 自転車に乗って、歩きでは少し遠い北部などのエリアへ出発!島内には、日露戦争を機に造られた芸予要塞時代の「砲台跡」や「毒ガス貯蔵庫跡」などが各地に残されています。木々が生い茂る中に静かに佇む廃墟は、現地でしか感じ取れない厳かな雰囲気があります。 また、現在フェリー乗り場周辺のウサギは減少傾向にありますが、灯台や北部砲台跡へと向かう観光客の少ない奥地は、野生に近い元気なウサギに出会える穴場でもあります。遺構巡りをしながら、ウサギたちとのふれあいも楽しみましょう。
6. 自転車を返却し、帰路へ(午後15:30) 休暇村に自転車を返却し、無料の送迎バスまたは徒歩で第2桟橋へ戻り、フェリーで忠海港へ帰還します
レンタサイクルについて
貸出場所 島内で唯一の宿泊施設である**「休暇村大久野島」のフロントで貸し出しの手続きを行っています。宿泊客以外の方でもレンタサイクルサービスを利用可能です。
料金 自転車の種類によって料金が異なります。
- 普通の自転車: 400円(2時間毎)
- 電動アシスト付き自転車: 500円(2時間毎)
利用時間が長くなる場合、2時間毎に同じ料金が加算されていきます。 また、借りる際に預かり金として別途1,000円が必要になりますが、利用後に鍵をフロントへ返却しに行けばこの1,000円は返金されます。
※料金等は変更になる場合があります
島内には展望台へ向かう上り坂など起伏がある場所もあるため、体力に自信がない方や快適に島を一周したい方には、電動アシスト付き自転車がおすすめです。

いかがでしょうか。
次の休日は、大久野島でうさぎと一緒に癒し時間を楽しんでみるのも、いいかもしれません。
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