こんにちは!ひろしまチョイス編集部です!広島県山県郡安芸太田町にある「安野花の駅公園」をご存じですか?ここは、かつてJR可部線の安野駅として使われていた場所を整備した公園です。園内には駅舎やホーム、線路、踏切などが残されており、今でも列車がやって来そうな懐かしい風景が広がっています。
なかでも目を引くのが、ホームに保存されている黄色い車両「キハ58」。春になると桜や花桃、レンギョウなどが咲き、レトロな車両と季節の花を一緒に楽しめるスポットとして親しまれています。今回は、ひろしまチョイス編集部が安野花の駅公園を実際に訪れ、旧安野駅の面影が残る園内を散策してみました。現地で見つけた見どころをはじめ、アクセス方法や駐車場情報もあわせてご紹介します!
安野花の駅公園とは?

安野花の駅公園は、広島県山県郡安芸太田町の太田川沿いにある公園です。周囲を緑豊かな山々に囲まれた静かな場所にあり、昔ながらの駅舎とホーム、保存車両が自然の風景に溶け込んでいます。
一般的な遊具のある公園とは異なり、旧駅や鉄道施設を眺めながら散策できるのが大きな特徴。鉄道が好きな人はもちろん、写真撮影やドライブ途中の立ち寄りスポットとしても楽しめます。
駐車場について

写真では見えにくいですが、駅正面に普通自動車を5台ほど止めれるスペースがございます。
JR可部線の廃線後に整備された公園

安野駅は、かつて広島市の横川駅と三段峡駅を結んでいたJR可部線の駅のひとつです。
可部駅から三段峡駅までの非電化区間は、2003年12月1日に廃止。安野駅も鉄道駅としての役目を終えました。その後、駅周辺は2005年に「安野花の駅公園」として整備され、地域の鉄道の歴史を伝える場所として保存されています。
現在も駅名標には「安野」の文字とともに、隣駅だった「水内」と「船佐」の名前が残されています。ホームに立つと、列車が走っていた頃の風景を自然と想像したくなります。
当時の面影を残す駅舎・ホーム・時刻表

駅舎やホームは、現役当時の雰囲気を色濃く残しています。
駅舎の中には可部線の時刻表が掲示されており、可部方面と加計・三段峡方面へ向かう列車の時刻を確認できます。現在では列車の本数が少なかったことも分かり、当時のローカル線ならではの時間の流れを感じられました。
窓の向こうには黄色い保存車両が見え、時刻表と列車を同時に眺められるのも印象的です。駅舎内には鉄道に関する資料も展示されているため、ぜひ細かいところまで見学してみてください。
アクセスについて

安野花の駅公園の住所は、広島県山県郡安芸太田町大字穴554です。広島市中心部からは、車でおよそ1時間を目安にアクセスできます。
国道191号から旧安野駅方面へ進むと、入口付近に「安野花の駅公園」と書かれた案内板があります。
駐車場は駅舎から東へ約100mの場所にあり、駐車可能台数は約40台です。桜が見頃を迎える時期は混雑する可能性があるため、時間に余裕を持って訪れましょう。
公共交通機関を利用する場合は、広島バスセンターから三段峡方面行きのバスに乗車し、「船場」バス停で下車すると徒歩約1分です。運行時刻や路線は変更される場合があるため、出発前に最新情報をご確認ください。なお、安芸太田町の管理運営規則では、公園の利用時間は午前7時から午後10時までと定められています。
安野花の駅公園へ行ってみた!園内の様子をレポート

ここからは、編集部が実際に園内を歩いたときの様子をご紹介します。
ホームや線路がそのまま残された園内は、一般的な公園とはひと味違う雰囲気。周囲には高い建物がなく、山に囲まれた開放的な景色のなかで、ゆっくりと散策を楽しめました。

ホーム上に設置された丸い鏡をのぞいてみると、黄色い車両がきれいに映り込みます。こうした昔ながらの鉄道設備を探しながら歩くのも、安野花の駅公園の楽しみ方のひとつです。
昔ながらの駅舎とホームを見学

駅舎の中へ入ると、壁際に木製のベンチが並び、中央には昔ながらの待合用椅子が設置されていました。壁や窓際には安野駅に関する写真や資料が展示されており、かつてこの場所を列車が走っていた頃の様子を知ることができます。
時間が止まったような静かな待合室にいると、列車を待つ人たちでにぎわっていた当時の光景が目に浮かぶようです。駅舎からホームへ抜けられる造りもそのまま残されていました。
黄色いレトロ車両「キハ58」が見どころ

安野花の駅公園のシンボルともいえるのが、ホームに保存されている黄色い車両「キハ58 554」です。
山の緑を背景に立つ黄色い車体は存在感があり、近くで見ると想像以上の大きさ。子どもも足を止め、目の前にある大きな車両を興味深そうに眺めていました。

長い年月を重ねた車体からは、現役時代を走り抜けてきた歴史が感じられます。車両全体を撮影するなら、少し離れた線路側から眺めるのがおすすめです。
線路沿いを歩きながらのんびり散策

園内には線路も残されており、木々の間を緩やかにカーブしながら続いています。
取材時は周囲の木々が青々と茂り、線路沿いには心地よい木陰が広がっていました。列車が走らなくなった線路と豊かな自然がつくる、どこか懐かしい風景を楽しめます。
園内は大きすぎず、駅舎や車両を眺めながら気軽に歩ける広さです。ただし、線路周辺には砂利や段差、落ち葉などがあるため、小さな子どもと歩く場合は足元に注意しましょう。
踏切も当時のまま

線路の途中には、黄色と黒に塗られた踏切の設備も残されています。
現在は列車が通ることはありませんが、線路と踏切がそろった光景は、ここが本物の駅だったことを感じさせてくれます。
踏切越しに線路や山を撮影したり、列車が走っていた頃を想像したりと、旧駅ならではの景色を楽しめる場所です。
車内以外は、自由に見学可能

編集部が訪れた際は保存車両のドアが閉じられており、車内へ入ることはできませんでしたが、車両の外観や駅舎、ホーム、線路周辺は自由に見学できました。
車体の側面には「キハ58 554」の文字が残されています。窓や車輪周辺などを間近で見ると、ホームから眺めるだけでは気づきにくい車両の細かな造りも観察できます。
ホームには段差があり、車両の周辺には立ち入りを制限する設備が設けられている場所もあります。現地の案内や柵の内側には入らず、安全に見学しましょう。
安野花の駅公園の見どころ

安野花の駅公園の魅力は、駅舎、ホーム、時刻表、線路、踏切、保存車両がまとまって残されていることです。
黄色い車両を間近で眺められるため、鉄道が好きな人だけでなく、乗り物に興味がある子どもとのお出かけにもおすすめ。レトロな駅の風景を背景に、さまざまな角度から写真を撮影できます。
今回訪れた時期は緑に囲まれた夏の景色でしたが、春には線路沿いに桜や花桃、レンギョウ、ユキヤナギなどが咲き、園内が華やかな色に包まれます。桜の見頃は例年3月下旬から4月上旬ごろです。
季節の花と黄色い車両、昔ながらの駅舎を一緒に楽しめるのは、安野花の駅公園ならでは。鉄道の歴史と安芸太田町の豊かな自然を感じながら、のんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。
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